MRIのバージョンアップについて
MRのバージョンアップを行いました。MRは導入から7年を経ていましたが、基コイルを残して他を一新し、ほぼ最新型に生まれ変わりました。さらに、MR心臓撮像用のコイル、ソフト、ワークステーションを導入し、Whole-Heart Coronary MRAが可能なりました。

Whole-Heart Coronary MRA とは?
Whole-Heart Coronary MRAは、簡単に言うと心電図同期と呼吸同期により心臓が一見静止した時相でdata収集することで冠動脈の観察を可能としたものです。
Whole-Heart Coronary MRAの特徴
放射線被曝がありません
・川崎病の様な繰り返し経過を見る必要がある患者さんに有用です。
造影剤が不要です
・造影剤アレルギーや腎機能障害のある患者さんも検査が出来るようになります。
息止めは不要です
・息止めが不要ですので、小児や息止め不良の高齢者でも検査可能です。
また、冠動脈CT検査の最も苦手とした冠動脈高度石灰化症例も内腔の描出が妨げられず詳細が判ります。頻拍やPVCへの対応も描出は難しくなりますがCTよりは有利と言われています。
MRI冠動脈造影の問題点としては、呼吸が一定でない症例では良好な画像が得にくい、CABG直後など術後変化に
より良好な画像が得にくい、ペースメーカー装着者など検査上の禁忌がある、冠動脈内にステントが挿入されている場合は評価不能である等の欠点もありますが、CTとMRAの上手な選択によりお互いの欠点を補い合い検査の幅が広がると思われます。
これで、CTもしくはMRでの冠動脈の非侵襲的スクリーニング検査が外来で可能となり、当院の臨床にますます威力を発揮するものと思われます。











