人吉総合病院 (地域支援病院 がん診療連携拠点病院 管理型臨床研修病院 日本医療機能評価機構認定施設)

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当院の救急体制について
 当院は人吉球磨地区のみならず、えびの小林地区、大口伊佐地区からの救急車搬送患者ならびに各医 療機関や施設からの急病者に対して対応しています。年々、救急患者数は増加して おり、平成21年は3,680人の患者さんを救急室で対応しました。救急車による搬送も1,371台でした。 。

救急患者対応の推移

救急患者数

重症度・転帰

救急外来を受診した患者の46%が入院し、52%は帰宅しています。

 なお夜間は当直医1人による交替制で対応し、各診療科はオンコール体制をとっています。少ない人数で対応をしており、重傷者を優先しますのでご了承ください。

疾患別頻度

年齢区分

 また、心臓・胸部血管外科手術や頚椎損傷・化膿性脊椎炎など対応できない病態もあり、状況によっては更に高次医療施設への転送や転院を余儀なくされる場合もあります。

 院内スタッフの救急医療におけるレベルアップを目指し、各種資格を取得したスタッフが大幅に増加しています (ACLS プロバイダー8名、BLSプロバイダー86名)。さらに救急委員会が中心となり、院内だけにとどまらず、地域の医療機関や住民に対して救急処置などに関する啓発活動ならびに教育研修に取り組んでいます。

 地域の消防救急隊とも協力し、「日本で一番救急医療に対する理解を持った地区」を目指し活動していきます。また、当院以外の医療機関との連携も重要な課題 と考えており、地域ぐるみで増え続ける救急医療や多数負傷者が出るような大事故に対してどのように対応していくべきか検討する定期的な協議会も開催しています。

当院のボランティア活動に関してはこちらをご覧下さい。

 当院は地域災害拠点病院にも指定されています。職員を対象とした研修会や訓練の開催に加え、地域住民や消防隊などと共同で災害救護訓練も行っています。

 さらに行政とも今後連携を図っていくことが重要だと思われます。また熊本県で4番目となるDMAT チーム(災害発生時に被災地にいち早く乗り込み医療行為をおこなう特殊訓練を受けた医療チーム)も構成しており、地域のみならず全国の災害時には医療ス タッフを派遣したり患者を受け入れたりと、全国規模で貢献する体制も整えつつあります。

  地域医療の崩壊がニュースによく出ますが、当院・本地区も決して他人事ではありません。とくに救急医療の重要性は、高齢化の進む本地区では今更語るまでも なく、地域ぐるみで取り組んでいくべき大きな課題であることを、地域の住民の皆様にもぜひご理解いただきたいと考えます。 。

下川 恭弘(副院長・ICU・救急センター長) 
専門分野: 心臓血管外科
所属学会: 日本外科学会(認定医) 
日本胸部外科学会(認定医)
日本心臓血管外科学会
日本血管外科学会
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